不景気に負けない方法

業務提携に積極的な大原孝治氏の戦略

ドンキホーテホールディングスを率いる代表取締役社長の大原孝治氏は、他社との資本および業務提携に積極的です。ユニー・ファミリーマートホールディングスとの業務提携によって生まれた第一号店は、MEGAドン・キホーテUNYという両社のダブルネームでオープンしています。ドン・キホーテの商品としては衣料品や家電、玩具などでオリジナリティを発揮させつつ、業務提携によって新鮮な生鮮食品の販売も行うという、両者のいいとこどりを実現した店が誕生しました。さらに、ユニー・ファミリーマートホールディングスで使えるユニーの電子マネーと、ドン・キホーテグループの電子マネーの両方が使えるようになり、これまでどちらも利用していた人は選択して支払い方法が選べますし、どちらかだけを利用していた人ならこれまでの支払い方法に新たな選択肢が加わることになります。従来のドン・キホーテの場合、利用する客層にどうしても偏りが生じることに改善が必要だと大原孝治社長が考えていたのは間違いないでしょう。

その改善策として採ったのが、コンビニエンスストアと一緒になるという業態転換にありました。これにより朝の9時から午前2時までと営業時間も飛躍的に長くなり、より利便性がアップしたと考えられます。幅広い商品の品ぞろえができるのは、ひとえに業務提携の賜物です。
ドン・キホーテの名前にこだわることなく柔軟性を持って業態転換に臨めるところが、大原孝治社長の持ち味と言えそうです。